看護師のトリセツ

入院して一番接することの多い医療者は、看護師だと思います。

今回は看護師についてのトリセツをお話しします。

目次

看護者の種類について

受け持ち看護師

まず、受け持ち看護師がいます。受け持ち看護師はあなたの入院中のことを一番よく分かってくれる看護師になります。入院生活全般において、あるいは、お家に帰ってからの注意事項などはこの看護師に聞きましょう。(看護師は通常1〜5人程度の患者さんの入院から退院までを把握して受け持っています。)

担当看護師

ただ看護師は24時間体制で交代勤務を行っているため、必ずしも受け持ち看護師がいるとは限りません。まずは何か困ったことがあったら、その日自分を担当してくれている担当看護師に相談してみましょう。今日どんな検査があるのか、お風呂の日なのか。そんなことの打ち合わせもその日の担当看護師と行います。(看護師は通常4〜50人程度の患者さんのその日の事について把握して担当しています。)

看護師長(看護主任)

そして、病棟で一番えらいのが、看護師長(あるいは看護主任)です。ですが、そんなに用事は多くないと思われます。

その他

他にも副看護師長やリーダーなど、病院や病棟によっては様々な役割に分かれて業務を行っていますが、上の3つを押さえておけばほとんど問題ないと思います。

看護師がうるさい!?

入院してると看護師が注意事項などを色々言ってくることがあると思います。中にはその言うことに従いたくない場合もあるかと思います。

看護師が患者さんに要求することは大きく分けて三つあると思います。

治療上療養上必要なこと

まず最初は、治療上療養上必要と思われることです。食事制限を守ることや、薬を自分で管理して飲むこと、血圧を測ってノートに書き入れることなど、患者さんにとっては負担となることもあります。

時にはそれらのことがやりたくなかったり、面倒くさくなったりすることがあると思います。それは人として自然なことです。やりたくなくなったり、面倒くさくなったりした時には看護師に相談してみましょう。話しやすい看護師で構いません。どうしてそれをやることが必要なのか、大切なのかについて説明をしてもらうことでやる気が出るかもしれません。

生活上必要なこと(入院中・退院後)

次に生活上必要なことです。

荷物の整理や洗濯など生活上必要なことの中で、看護師にやってもらいたいと思ったことはありませんか?あるいは思うことがあるかもしれません。

看護師は生活に必要でご自分ではできないことについては、手伝えることもあります。ですが、基本的にご自分でできることについては、お手伝いしていない施設が殆どだと思います。男性でも女性でも、総理大臣でもニートでも関係なく皆さんにお願いしていると思います。逆にお1人だけ特別扱いすることはできませんので、いつもはお手伝いさんにやってもらっていることも入院中はご自分でやっていただくこともあります。

ですが、体調が悪かったり、どうしてもやりたくない。といった場合は看護師に相談して解決しましょう。

集団生活上のこと

最後に、集団生活という性質上をお願いしていることもあります。

例えば、電話は部屋の外でかけることや、面会はデイルームでやっていただくこと。などがこれに当たります。入院中は病気や検査・手術での不便さに加え、集団生活の不便さもあり、ストレスが溜まります。やりたくないことや我慢できないことは人によって違います。ですから、我慢せずに看護師に相談してみるといいと思います。案外簡単に解決することも非常に多くあります。例えば、となりの人のいびきがうるさいと言ったら、違う部屋を探してくれた。なんてケースもあったりします。

よくある集団生活にまつわるトラブルとしては、部屋で電話をかける人がいる。テレビやラジオをイヤホンを着けずに聴取している。などです。私が入院しているときには、看護師が回ってくる時間をうまく避けてこういった事をする方がいました。看護師から注意を受けても、「イヤホン着けてるよ。」などと言い逃れをします。これはいけません!(笑)そのため、看護師は証拠を見つけ現行犯で注意できるよう、目を光らせてくれるはずですので、同室者とは直接対決せずに看護師に相談しましょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか。何かあったら看護師に相談してみてくださいね。最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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